フィリピンIT人材育成プロジェクト

フィリピンIT人材育成プロジェクトとは、フィリピン大学IT研修センターUP-ITTC)が産業界のニーズにあった IT(情報通信技術)研修を実施できるようになることを目標に、独立行政法人国際協力機構JICA)とフィリピン大学UP)の協力のもと、5年間(2004年7月20日から2009年7月19日)実施した技術協力プロジェクトです。

JICAは、本プロジェクト開始以来、UP-ITTC運営に必要な技術・能力移転のために、講師の育成、カリキュラム・研修コースの開発、産業界との連携構築活動、研修用機材の供与など様々な活動を実施しました。

2009年7月19日、本プロジェクトの終了に伴い、この日本語版Webサイトの内容は削除されました。今後、一部がjica.go.jpドメイン下にて公開されます。

プロジェクトサイト外観写真

2009年4月3日以降の所在地
2/F Vidal A. Tan Hall, Quirino Avenue, corner Velasquez Street, University of Philippines, Diliman, Quezon City 1101, Philippines
教育実施設備
教室数6/184席(1席あたり1台のコンピュータ)
(教室数8/236席へ拡充)
連絡先
TEL:+63-2-920-2080
FAX:+63-2-920-2036
英語版Webサイト
http://ittc.up.edu.ph/
案内図
フィリピン大学ディリマン校内のUP-ITTCへの順路図(JPEGファイル:260KB)

プロジェクト実施の背景

フィリピンのIT産業といえば、パソコンやその周辺機器の製造・組み立てが多く、先進国の景気動向に影響されやすいという弱みを持っています。フィリピン国が国家政策として掲げる「IT立国」を実現するには、ソフトウェア開発などの付加価値の高いIT産業の育成が必要です。そのためには、外国企業などから技術を吸収することが1つの方法ですが、IT技術者の技術水準の低さから、この分野への投資が少ない原因と指摘されていました。

IT技術者の水準が低い理由として、年間3万人以上のIT人材を供給しているともいわれる既存の大学や専門学校には、質の高いIT研修コースが少ないことがあげられます。その結果、IT教育機関の卒業生とIT産業界が必要な人材との間で「需給に関する質的ギャップ」が生じているのです。こうした問題を解消し、今後フィリピン国のIT産業が発展していくために、本プロジェクトは実施されることになりました。

参考資料

UP-ITTC紹介パンフレット(2009年7月10日版)
UP-ITTC紹介パンフレット(PDFファイル:9.3MB)
UP-ITTCについての英語での簡略な説明
WikipediaでのUP-ITTCに関するエントリ
IT人材育成プロジェクト・PDM(2006年7月7日版)(PDFファイル:280KB)
2006年7月に実施された中間評価時に更新された本プロジェクトのPDM(プロジェクト・デザイン・マトリックス)。プロジェクトのマスター・プラン的な位置づけとなるもので、ここに記されている目標、活動内容、投入にしたがって、プロジェクトの実施および管理を行っています(英文のみ)。
IT人材育成プロジェクト・PDM(2004年11月2日版)(PDFファイル:105KB)
本プロジェクト開始当初ののPDM(プロジェクト・デザイン・マトリックス)。
ニーズ調査データ
IT Human Resources Needs Survey Report (2007-2008)(2008年2月29日:PDFファイル:3.04MB)
2007年11月〜2008年2月に、現地コンサルタントに委託して実施した「IT人材ニーズ調査」の報告書。フィリピンメトロマニラ首都圏、およびセブ地域で操業するIT関係企業186社を対象に調査票を配布、66社から回答をいただきました。その中から49社に対し、人材ニーズや業務シナリオに関する情報収集を目的としたインタビューを実施しました。その結果を取りまとめたものを公開します。実践的なカリキュラムを構築する基礎資料として活用しました(英文)。
IT Human Resourses Needs Survey Report (2004-2005)(2005年2月20日:PDFファイル:1.16MB)。
2004年11月〜2005年2月に、現地コンサルタントに委託して実施した「IT人材ニーズ調査」の報告書。フィリピンで操業するIT企業約260社を対象に調査票を配布、52社から回等をいただき、その結果を取りまとめ、分析を行っています。プロジェクトの活動の柱の1つである「産業界との連携構築」に活用されました(英文)。

簡単な経緯

2001年4月
フィリピン政府から日本政府に対する無償資金協力、技術協力の要請
2003年4月
フィリピンIT人材育成プロジェクト(技術協力)採択
2004年7月9日
技術協力プロジェクトR/D署名
2004年7月20日
技術協力プロジェクト開始
2004年11月22日
技術協力プロジェクトM/M署名
2006年6月26日-7月7日
プロジェクト中間評価
2008年2月25日-3月6日
プロジェクト終了時評価
2008年5月5日
プロジェクト期間1年間延長合意
2009年7月19日
技術協力プロジェクト終了